FM791
大貝 範夫
派遣から社長へ!
絆で築く住まいの未来
Norio Ogai
株式会社ユニックス | 代表取締役社長

1972年生まれ 熊本県出身。佐川急便を経て2001年に派遣社員として株式会社ユニックスに入社。3年後に正社員登用され、15年の下積みを経て2023年に代表取締役社長に就任。
「親切・誠実・カッコ良く」を理念に持続可能な住まいづくりに挑む。

https://unix-k.com/
MY STORY

事業内容と現場を支える強み

Q株式会社ユニックスの事業内容と手がけられている2×4工法の特徴について教えてください。
A

当社は熊本県菊池市と福島県いわき市に拠点を置き、2×4住宅パネルの製造・販売および現場での建て方工事を主軸に事業を展開しています。2×4工法とは2×4インチの木材と構造用合板を用いて工場で高品質なパネルをあらかじめ製造し、それを現場へ運んで効率的に組み立てる建築手法です。一般の戸建て住宅はもちろんのこと同じ規格パネルを多用するアパートや老人ホーム、コンビニエンスストアなどの商業施設・非住宅案件まで幅広く手掛けております。あらかじめ工場で精度高くパネルを組み上げておくことで、現場での工期大幅短縮と高い品質管理を両立できる点が大きな強みです。また、東日本大震災の際にも2×4住宅の約98%が倒壊を免れた実績があり「命を守る住まい」として極めて高い耐震性と信頼性を誇っています。

Q他社にはない、ユニックスならではの強みやこだわりは何でしょうか?
A

最大の強みは月産5,000〜6,000坪、30坪住宅に換算して月200棟分のパネル製造を可能にする圧倒的な生産力と、現場を絶対に止めない手厚い対応力です。天候不順やトラブルなどで現場がストップしそうな危機が生じた際も工場をストップしてでも真っ先に現場へ駆けつけ、迅速に対応するスピーディーな解決力を徹底しています。また先代社長の「できませんと言わない」という教えを受け継ぎ、どうすれば実現できるかを常に追求しています。さらに、グループ会社を通じて丸太の伐採・製材からパネル製造、廃材を利用したバイオマス発電まで一貫して手掛ける「林業の6次産業化」を推進しており、木を1本も無駄にしない持続可能な循環型モノづくりを実践している点も他社には真似できない独自の優位性です。

MY STORY

波乱のキャリアと困難を乗り越えた経営哲学

Q時給900円の派遣社員から代表取締役に就任された経緯と当時の苦労についてお聞かせください。
A

私は2001年に時給900円の派遣社員としてユニックスに入社しました。「日本一早く、日本一綺麗なパネルを作る」と心に決め現場での作業に愚直に没頭した結果、3年後に正社員に登用され、その後15年間の現場下積みを経ました。探求を続けた末、2023年に病床におられた先代社長から突然「後を託したい」と指名を受け、代表取締役に就任いたしました。しかし引き継ぎはほぼゼロの状態で就任翌月には「給料が払えないかもしれない」という資金繰りの危機やグループ会社の膨大な連帯保証書類への捺印という重責に直面しました。極度のストレスから大腸に出血が続くほど精神的に追い詰められましたが「ここで逃げたらカッコ悪い」と背水の陣で腹を括り、全力を尽くして目の前の課題を一つひとつ解決していきました。

Q経営において最も大切にされている「無敵の人間関係」とはどのような考え方ですか?
A

私の座右の銘である「無敵の人間関係」とは自分が一番強いという意味ではなく「周りに敵がいない状態」を指します。社員やお客様、取引先、地域社会の誰も敵に回さず、深い信頼と絆で結ばれた関係を構築することです。そのために当社では「親切・誠実・カッコ良く」という経営スローガンを掲げています。嘘をつかないこと、感謝の言葉を素直に伝えること、ご縁のある人のために親身になって行動すること。これらを徹底することで単なる信用は確固たる絆へと変わり、どんな困難も共に乗り越えられる組織となります。また「ありがとう」を毎日1回声に出して言うなど、誰でも実践できる姿勢のルールを共有し、誠実な企業文化を育んでいます。

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人生を変える習慣と未来への展望

Q大貝社長が毎朝実践されている独自の習慣や日々の行動指針について教えてください。
A

私は毎朝3時半から4時半の間に起きる早起き習慣を7年以上1日も休まず続けています。静かな朝の時間帯にヨガやストレッチを行い、新聞や本を読んで思考を整理することで、日々の課題に対する解決策やアイデアが自然とひらめきます。1日2時間早く起きれば年間で約30日分の時間が生まれるため、私には「13月がある」という感覚を持っています。多忙な毎日でも心に大きなゆとりが生まれ主体的に行動を起こせる最高の習慣です。また「できません」と安易に断るのではなく「どうすれば実現できるか」を熟考する姿勢を社員全員で共有し、誠心誠意の対応を徹底しています。

Q今後の事業展開における明確な目標や、将来の展望についてお聞かせください。
A

2026年の沖縄営業所開設をはじめ、2028年には私自身の熊本地震での避難体験から着想を得た災害対応型パネル(復興型タイニーハウス)の本格展開を目指しています。さらに2030年のマレーシア進出、2033年には2×4発祥の地である北米への恩返しとしてカナダ進出を果たし、2036年にはグループ売上100億円企業へと成長させる明確な未来地図を描いています。そして私自身は65歳となる2037年8月31日に代表取締役を退任し、次世代へバトンを渡すと決めています。50年前に北米から伝わった2×4の技術をジャパンクオリティへ高めて北米にお返しし、先代が築いた会社を最高の形で次の世代へ引き継ぐことが私の使命です。

MY STORY

一歩を踏み出す行動力が未来を拓く

頭の中で考えるだけでは何も変わりません。大切なのは失敗を恐れず行動し習慣化することです。まずは「やらないこと」を決め、早起きから一歩を踏み出してください。誠実さと感謝を胸に行動すれば必ず道は拓けます。共に明るい未来を切り拓いていきましょう。

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